この記事はこんな方におすすめ!
- 配当金が出る会社と出ない会社の違いがわからない方
- 配当がいい株を調べたいとき、どこを見ればいいかわからない方
- いつ株を持っていれば、配当金がもらえるかわからない方




なぜ企業は配当金を出すのか?
そもそも会社はお金を集めて事業を行うために株式を発行し、投資家に株式を買ってもらい出資をしてもらっています。
裏を返せば、会社は株式を買ってもらえないとお金を集める事ができません。
その為利益の一部を使ってでも配当金を配り、配当金を配るという特典をつけることで、株式をより購入してもらいやすくしているのです。
反対に、配当金を出していない会社もありますが理由は様々で、
・会社が成長途中で、事業を拡大するために多くの資金を必要とする
・業績が悪くなり配当金を出せない
・会社の方針で、配当金ではなく株主優待で株主に利益還元を行う
などが考えられます。





配当利回りと配当利回りの計算方法
配当利回りとは、購入した時の株価に対して、一年間でどれだけ配当をもらうことができるかを表す値のことです。
配当利回りの計算方法は、
配当利回り(%)=1株当たりの年間配当額÷1株の購入価格(株価)×100
で表されます。
この値が高いほど配当利回りがよく、配当がいい株式であると見ることができます。



権利確定日、権利付き最終日、権利落ち日とは?
権利確定日とは、配当金や株主優待がもらえる権利が確定する日にちのことです。
しかし、権利確定日に株式を購入しても権利を得る事ができません。
配当金をもらうためには権利付き最終日という日にちまでに株式を購入している必要があります。
権利付き最終日は、権利確定日の二営業日前です。
また権利付き最終日と権利確定日の間の日を権利落ち日といいます。
この日から株価は下がっていきます。
もっと詳しく
権利落ち日から株価が下がる理由は、権利付き最終日までは配当をもらうために投資家が株式を購入していくため株価は高くなっていきますが、権利付き最終日を過ぎると持っていなくても配当がもらえるので、権利落ち日になると投資家たちが株式を売却するためです。
【例】権利確定日が31日(水)の場合
28日(日) | |
29日(月) | 権利付き最終日 |
30日(火) | 権利落ち日 |
31日(水) | 権利確定日 |
1日(木) |
配当が欲しい場合は、必ず権利付き最終日までに購入するようにしましょう。


今回のまとめ
- 配当金が出るのは、会社の株式を買ってもらうための工夫の一つ
- 配当利回りは、株のお得具合を見る事ができる数値
- 配当が欲しいなら、必ず権利付き最終日までに購入する!