この記事はこんな方におすすめ!
- これから投資をしようと思っている方
- 長期での投資をしたい方
- ドル・コスト平均法について知りたい方



ドル・コスト平均法
初心者の方は、株を買って長期的に持っておこうと思っていても、
いつ買えばいいかわからないのではないでしょうか?
いざ、勇気を出して株を購入したのに後から見てみるとたまたま高いタイミングで買っていた となると投資始めたての方だと投資する気がなくなってしまうと思います。
そこで紹介したいのが、ドル・コスト平均法という考え方です。
ドル・コスト平均法とは、価格が変動する金融商品に使用される考え方で、同じ商品を一度に購入するのではなく、一定額ずつ分けて購入することで、平均買付単価を抑える方法です。
正直これを見ても どういうこと? となると思います。
詳しくは下で説明していくので、まずは 一度に購入するのではなく分けて購入していく方法 だと覚えてください!
ドル・コスト平均法は、積立NISAがおすすめされている理由の一つでもあるのできっちり押さえていきましょう。
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【使わないと損!?】NISAと積立NISAの違いを分析!
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使い方やメリットは?
まず、ドル・コスト平均法の使い方ですが大切なルールが3つあります。
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同じ期間の間隔で買う
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同じ金額で買う
- 同じ金融商品を買う
先ほど出てきた積立NISAでは、毎月積立で同じ商品を同じ金額で買うことができます。
そのため積立NISAは、ドル・コスト平均法の3つのルールを満たしている と言えます。
さて、それではドル・コスト平均法がなぜ大切なのか見ていきましょう。
例えば、このような株価の株があるとします。
この株について、次の3パターンについて見てみましょう。
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4月に12万円分一括購入
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毎月3株定数購入
- ドル・コスト平均法で毎月1万5,000円定額購入
一括購入
初めに4月に12万円分一括購入の場合です。
4月に12万円分一括購入すると24株購入することができ、合計は当然12万円になります。
定数購入
次に毎月3株定数購入の場合、下のような表になります。
毎月3株定数購入すると24株購入することができ、合計は124,500円になります。
定額購入
最後にドル・コスト平均法で毎月1万5,000円定額購入の場合、下のような表になります。
ドル・コスト平均法で毎月1万5,000円購入すると24.75株購入することができ、合計は120,000円になります。
3つの方法を比べると、より多い株式を安く購入することができているのはドル・コスト平均法で購入した場合であることがわかるでしょう。
ここで 赤い丸の時に購入すればいいのでは? と思うかもしれません。
しかし、4月の段階ではこれから上がるのか下がるのかわからない状況ですので、初心者には判断が難しいです。


デメリットはないの?
ドル・コスト平均法もデメリットが3つあります。
手数料が多くかかる
毎月購入するため、一括購入に比べ購入回数が増えます。
そのため、購入手数料が多くかかってしまいます。
ドル・コスト平均法をするのは、買い付け手数料が安いサービスで行うようにしましょう。
短期で儲かる手法ではない
ドル・コスト平均法は、短期の取引ではなく長期の取引で使用する方法です。
そのため、売買をして値段差益を狙っていくような投資方法には向いていませんので注意するようにしましょう。
損することもある
当然必ず得するわけではありません。
どの投資方法でもそうですが、ずっと価格が下がっていくと損をする場合もあります。
投資対象はしっかりと見定めるようにしましょう。


今回のまとめ
- ドル・コスト平均法は、分割購入する方法
- 長期運用に向いている
- デメリットはあるので注意が必要
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