この記事はこんな方におすすめ!
- IPOが何か知らない方
- IPO投資を始めようとしている方
- 実際、IPO投資が儲かるのか気になる方


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そもそもIPOって?
IPOとはInitial Public Offeringの頭文字をとった言葉で、日本語では「新規公開株」と呼ばれます。
企業は、事業をさらに成長させていくためにお金が必要になります。
そこで、一般投資家からの資金を募るために証券取引所に株式を公開し(このことを上場する といいます)、お金を集めます。
つまり、その新しく証券取引所に公開された株式のことをIPOといいます。


実際、IPO投資は儲かる?
IPOは上場前にIPOディスカウントという調節が入り、適正価格よりも下に設定されます。
この上場前の価格のことを、公募価格といいます。
公募価格が適正よりも下に設定される理由としては、
- 企業の財務情報が少ないためリスクが高いと判断される
- 高く設定してしまうと株式を欲しがる投資家が減り、上場することができなくなったりする
などの原因が挙げられます。
そのため、上場後の最初の価格(初値)よりも公募価格の方が安くなることが多くなります。
ですので、公募価格の時に購入し初値で売却するだけで儲けやすく、ここからも伸びると判断すれば保持することで更なる利益が期待できます。
ちなみに2019年のIPOの勝率は通常株のIPOが86社、結果は76社が初値の方が公募価格よりも高かったという結果があります。
そこからもわかるように、IPO投資は儲かりやすい投資といえます。

具体的にどのようにしてIPO投資をすればいいのか見ていきましょうか。

IPO投資をする方法
まず、IPO投資をするためには証券口座が欠かせないため、作っておくようにしてください。
次に欲しいIPOのブックビルディングというものに参加します。
ブックビルディングとは、簡単に説明するとIPOの公募価格を決定する方法のことで、正式にはブックビルディング方式や需要積み上げ方式といいます。
ブックビルディングでは企業の経営状況や専門家の意見を参考にし、企業や証券会社が公募価格を仮決定します。
その後、投資家の需要を把握し正式に公募価格が決定されます。
ブックビルディングに参加することで、IPOを購入する権利抽選に参加することができます。
さらに、ブックビルディングに参加する際には、IPOの目論見書という企業の情報が書かれている書類を見る必要があります。
目論見書を見ることで企業の情報がわかりますので、かなりページ数が多く大変だと思いますが、一通り目を通して投資をするかどうかの判断に使用してください。
ブックビルディングに参加した数日後に購入申込が開始されますので期間内に申込をし、抽選結果を待つという流れになります。
無事、当選することができれば、IPOを購入することができます。
証券会社によっては参加申込をした時点で購入するための資金が口座に入っている必要がある場合があります。そのため、証券口座に入金を忘れないようにしてください。


今回のまとめ
- IPOは、新規で上場する株式のこと
- IPO投資は、儲かりやすい投資方法
- IPOの抽選申込をするには、ブックビルディングに参加する必要がある