この記事はこんな方におすすめ!
- お薬手帳ってよく聞くけどよく知らない方
- お薬手帳を持つ意味があまりわからない方
- 紙の手帳を持ち運ぶのはちょっと面倒だという方



お薬手帳とは?
お薬手帳とは、いつ、どこの病院で、どんな薬を処方してもらったかを記録しておく手帳のことです。
自分でノートなどを使ってまとめるのが面倒でも、薬局で無料で作ってくれますので安心してください。
また、お薬手帳をもらった薬局名などが記入してあっても、どこの薬局にでも持っていくことが出来ますので問題ありません。


患者にとって手帳を持つ3つのメリット
金銭面でのメリット
まず一つ目のメリットですが、金銭面でのメリットです。
令和2年度診療報酬改定により3ヶ月以内に同じ薬局に行く場合、お薬手帳を持参する方が自己負担額が安くなります。
金額としては、3割負担の方で30~40円ほど安くなります。
持っていくだけで毎回安くなりますので必ず持っていく方が得になります。
健康面でのメリット
次に、健康面でのメリットです。
違う病院で同じ種類の薬を出されていても違う薬局で薬をもらってしまっては薬剤師の把握ができず、必要な量以上に薬を飲んでしまうことがあります。
そうすると薬が早く効きそうですが、副作用が起きてしまう可能性も高くなります。
お薬手帳を持っていると飲んでいる薬を薬剤師が把握できるので、同じ種類の薬を飲んでしまうことによる副作用も防ぐことができるようになります。
緊急時のメリット
最後に、緊急時のメリットです。
旅行先で急に病気になった時や災害時に避難した時、街で倒れてしまったときなど緊急事態の際にもお薬手帳があれば、飲んでいる薬を正確に伝えることが出来ます。
薬によっては一緒に飲んではいけない薬、手術時には気をつけなければいけない薬などもあるため、お薬手帳を普段から持ち歩くことが自分の身を守ることにも繋がります。
地震などの災害の際も普段飲んでいる薬がお薬手帳でわかりすぐ薬をもらうことができた というケースがあります。



お薬手帳をさらに有効に使うには?
お薬手帳には、市販の薬や病院で出してもらった薬を使って出た副作用、食べ物などのアレルギーを書く場所があります。
ここをきちんと記入しておくことで、避けることができる副作用もたくさんありますのでお薬手帳をお持ちの方は、もし何か当てはまることがあれば必ず記入しておいてください。
また、いつも飲んでいる薬が余っている場合も手帳に記入しておくことで、薬剤師が把握しやすくなり薬の日数の調節をしてくれます。
余っていてもらう必要のない薬をもらうことは、自己負担額も無駄に増えることにも繋がりますので、余っている薬があるのであれば是非お薬手帳に記入しておいてください。
最後にお薬手帳が大切なのはわかったけど落ち歩くのは邪魔になるし面倒だ という方におすすめなのがスマートフォンアプリのお薬手帳です。
今では多くの人がスマートフォンを持ち歩いているため、アプリをインストールしておくと持ち歩くのも邪魔にならずお薬手帳を忘れて薬局に行くこともないので便利です。



今回のまとめ
- お薬手帳は、金銭、健康、緊急時のためにも常に持ち歩く
- 同じ薬局に3ヶ月以内に行く場合、安くなる
- 紙の手帳だと忘れやすいので、スマートフォンにも入れておく